《前提》
A社(6月決算)の
(1)株主構成(株、議決権も同じ)
K氏 40株
K氏の母 10
N氏 20
N氏の子 40
N氏の子 40
自己株式 50
合計 200株
(注)K氏とN氏は他人です。
自己株式は昨年K氏の兄、死亡時に買い取ったものです。
(2)株式の評価(相続税基本通達)(5月末現在)
第3表
① 類似業種比準価格 10,000千円
② 1株あたりの純資産額 15,000千円
③ 1株あたりの純資産額の80%相当額 12,000千円
(注)A社の規模は大会社に該当
(3)A社は銀行から融資を受けて、K氏とK氏の母の株式を買い取ろうとしています。
(4)昨年、K氏の兄から買い取った価額は、小会社の評価により1株850万円でした。
《質問》
(1)今回の買い取り価額はいくらが妥当ですか。
また、その根拠を教えて下さい。
(2)所基通23~35共-9(4)により、売買実例のあるものとして、1株850万円で売買は可能ですか。
(3)契約日は、2月が先方の希望のようですが、銀行の融資は、本年6月の決算で計上しておかないと、おかしいでしょうか。