父親の建物に子が損害保険をかけた際の取扱い、保険金を受け取った場合の課税関係⑴

 今回のテーマと同じ内容で従前解説させていただきました。その際、参考法例が十分でなかったことを深くお詫び申し上げるとともに、2回に分け改めて解説させていただきます。また、従前投稿させていただいた際、「実質所得者課税等の関係について言及するように」とご指摘のあった点を踏まえ、第3回として、「生計を一にする親族間の所得者の判定」として解説させていただきます。

《質問》 

【第1回】
 父が所有している建物を借り、生計を一にする子が事業を営んでいます。子は建物に対し火災保険(損害保険)契約を締結し保険料を支払っています。この場合の取扱いはどのようになりますか。
【第2回】次回解説
 また、火災が発生し、保険金1000万円を父が受け取りました。課税関係はどのようになりますか。

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